産廃診断とは
産業廃棄物業は5年に一度、免許の更新をしなければなりません。業績の悪い業者が事業を続けた場合、不法投棄等の問題を起こす可能性があります。また、許可を受けた業者が倒産した場合には、産業廃棄物が処理されずに放置されることとなります。
このようなことを防止するため、財政状態の悪い産業廃棄物業者は産業廃棄物の更新をすることができません。
しかし、これでは業者も困ってしまいます。そこで、中小企業診断士の資格を持つ専門家が経営診断を行い会社がつぶれないことを認めれば産業廃棄物許可の申請を受け付けることとなっています。
財政状態の悪い産業廃棄物業者とは
許可を受ける都道府県によって多少異なりますが、主に「債務超過」の企業をいいます。債務超過とは、会社の財産よりも負債(つまり借金)が多い企業のことをいいます。すこし難しい表現をすれば、貸借対照表の純資産の部がマイナスの企業のことです。決算が赤字であっても過去に充分な利益の蓄積がある場合には債務超過とはなりません。
どんなことをするのか
産廃診断では、企業の状態を把握し業績を回復できるかどうか分析を行います。また、業績を改善するために必要な戦略アドバイスも行います。
具体的には、次の通り(1)債務超過にいたった理由と(2)その改善策をレポートにまとめ、都道府県に提出します。
債務超過の理由
何時そうなったのか及びその理由、現在の債務額、現在までの対応
経営改善対策
経営努力や経費の削減等ではなく、具体的な対策及びその金額、債務超過の解消に係る年数及び経営的見直し。
具体的な流れ
産廃診断の業務の流れを示します。
事前資料の弊社へのご提供
ご契約をいただいてから、過去の決算書など弊社から必要な資料をお伝えします。資料は、郵送にて発送していただきます。
財務諸表分析
到着した資料をもとに財務諸表分析を行い債務超過の原因を分析します。
経営計画作成
経営者と面談を行い、経営者主導で債務超過改善のための経営計画を作成します。経営計画は、8時間程度時間をかけてじっくり作成します。時間が長く大変ですが、自社の戦略を見なおす良い機会となります。
産廃診断書の作成
作成した経営計画を基に環境省へ提出する産廃診断書の作成を行います。資料へは専門家として署名押印を行います。
産業廃棄物許可
作成した「産廃診断書」を他の産業廃棄物許可申請書とともに都道府県に提出していただき、産業廃棄物の許可を受けます。なお、許可申請は御社で行うか、行政書士等の専門家にご依頼ください。
Q&A
100%許可を受けることができますか。
100%許可を受けることを保証することはできません。どのようなすばらしい戦略を立案しても、あまりにも会社の状態が悪い場合には許可がおりない場合が想定されます。
過去の許可率をおしえてください。
現在のところ、ご依頼を受けた仕事について100%許可を取っております。
代金の分割払いは認められますか。
申し訳ございませんが代金の分割払いは取り扱っておりません。代金は業務着手時に全額をご入金いただくこととなっております。ただし、弊社の責任において許可が通らなかった場合には報酬の全額をお返しいたします。
他の専門家が行う産廃診断との違いはありますか
弊社が行う産廃診断は、他の専門家が行う産廃診断と大幅に異なっています。多くの産廃診断専門業者は、許可さえ通ればよいと考え短い作業時間で簡易な診断書を作成します。一方、弊社が行う診断は、業績の回復を狙いとした産廃診断です。「債務超過の状態」であるというのは、個人で言えば「末期がんの状態」ですで、一刻の猶予も無い状態といえます。単に許可さえ通れば良いという問題ではありません。会社の今般を根底から洗い出し、新しい戦略を立案する必要があるのです。
その点で、弊社の作成する産廃診断は業績回復を狙いとした産廃診断となっています。そのため、作業時間も大幅に取っております。
本格的なコンサルティングも含まれていますか。
当サービスは、業績改善を目的としてはいますが、産廃診断書の作成を主体とした経営コンサルティングとなっております。よって、本格的な業務改善コンサルティングをお望みの場合には別途経営改善コンサルティングサービスをお申し込みください。
産廃診断の受付(お問い合わせ)
無料相談できます。産廃診断の事でしたら何でもご相談下さい。